United Nations Day of VESAK, Celebration and International Buddist Conference
「国連ウェーサクの日」 祝賀式典および国際仏教徒会議
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2015年度
第12回 国連ウェーサクの日祝賀式典
及び国際仏教徒会議 報告
開催期間 2015年5月28日~30日
会場
  • マハチュラロンコーン仏教大学アユタヤキャンパス
  • 国連アジア太平洋経済社会委員会大会議場、バンコク
主催
  • 国連ウェーサクの日国際委員会
メインテーマ
「仏教と世界の危機」
サブテーマ
  1. 社会的衝突に対する仏教的対応
  2. 環境悪化に対する仏教的対応
  3. 教育的危機に対する仏教的対応
  4. 仏教とアセアンコミュニティー
  5. 共通仏教テキスト(CBT)に関するワークショップ
後援
  • タイ政府
参加数
  • 世界85ヶ国から1,500名、タイ国内からの参加を含めて約3,500名
2015年度 報告

第12回国連ウェーサクの日祝賀式典は5月28日から30日まで3日間にわたってタイにて開催された。初日の開会式と2日目の分科会(学術会議)はアユタヤのマハチュラロンコーン仏教大学(MCU)アユタヤキャンパスで行われた、3日目の記念式典はバンコク市内の国連会議センター(国際連合アジア太平洋経済社会委員会)にて実施された。

「仏教と世界の危機」をテーマとして5つの分科会が設けられた。また4月下旬に発生したネパール大地震への緊急募金が18万4千バーツ(約60万円相当)を集め、ネパール代表に渡された。今年はタイ王室のシリントン王女殿下の60歳を祝う記念スピーチも行われた。

初日の開会式には世界85の国と地域から1500名、タイ国内から3200名が参加した。日本からは天台宗の叡南覚範大僧正が団長として、世界連邦日本仏教徒協議会とITRIを中心とする約120名が参加使節団として参加した。

MCUアユタヤ大講堂に於いてタイ僧団法王代理執行委員会の議長であるプラ・マラチャマンガラジャン大僧正先導の下に、会場に集まった一同は三宝を称えた。猊下はウェーサクの意義を述べ、「仏陀は45年余の伝道の中で世界の人々の幸せのために尽くしなさいと教えられた。それにはまず五戒を守ることです。お互いを思いやるのは不殺生。迷惑をかけず誠実でものを盗まない不偸盗、こころを清くして自分自身の性欲を管理する不邪淫、正しい情報で嘘をつかない不妄語、そして自らを律してお酒を飲まない不飲酒です」「五戒は人類の基本的な道徳や倫理であり、人類社会が平和のために守るべきことであります」と述べ、全仏教徒に通ずる五戒遵守を呼び掛けた。

主催者を代表して「国連ウェーサクの日国際評議会(ICDV)議長でMCU学長のプラ・プロマバンディット博士が挨拶。今年のテーマ「仏教と世界的危機」設定の背景に昨年国連の特別協議資格を得たことをあげ、「仏教者の組織として持続的開発のために何を成すべきか、また世界に平和をもたらすにはどうすべきか、どんな懸案事項と解決方法があるのか。智慧と慈悲を合わせることによって損害を軽減させることができるはずであり、こうしたテーマにした。皆様の意見を国連に伝える役割を果たしたい」と説明した。

基調講演はロンドン大学のダミアン・キーオン名誉教授(仏教学)がテーマに即して行った。今日的な課題に対する仏教の役割と可能性を示唆する一方で、宗教や言語、文化など多様性を有しているASEAN共同体の存在に焦点をあてた。

同日午後、タイ王室からパジラキティヤバー王女を迎え開会セレモニーが厳粛に執り行われた。王女は釈尊像に合掌して献灯。マイク席に立ち、「今回のテーマは『仏教と世界的危機』と聞きました。世界の危機にどのように対処するのか、また本当の危機を起こさないようにするために仏教はどうするのかが大事になってくると思います。参加者の皆様、そして社会に貢献して下さる皆様。今会議が目標に沿って成功することを祈っております。皇太子殿下の名のもとに開会を宣言します」と述べた。退場の際には各国代表と言葉を交わした。

また午前・午後を通して各国代表のメッセージ紹介やスピーチが行われた。

2日目(5月29日)はアユタヤキャンパスで「社会的衝突に対する仏教的対応」「環境悪化に対する仏教的対応」「教育的危機に対する仏教的対応」「仏教とASEANコミュニティー」の4分科会と「共通仏教テキスト(CBT)に関するワークショップ」と5つのサブテーマに沿った分科会が実施された。

最終3日目(5月30日)はバンコク市内の国連会議センターで記念式典が開催された。カンボジア仏教最高位のテップ・ヴォン大僧正による酒水の儀式が行われ、参加者は合掌姿で臨んだ。またネパール地震に対する義援金として18万4千バーツ(60万円相当)が同国代表に贈呈され、感謝の言葉が述べられた。

式典では、国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)はじめ国連事務総長、ユネスコ事務局長らのスピーチとメッセージ紹介が行われた。

各国代表のスピーチではスリランカ、ミャンマーに続いて世連仏の叡南覚範会長(天台宗毘沙門堂門跡門主)が登壇し、チェコ共和国の故バーツラフハベル大統領が提唱した「地球規模での哲学の形成」を紹介するとともに、ユネスコ憲章を引用し、「心の中に平和の砦を築く一環として、あらゆる人種の子供の写真を撮ってポスターにして、それを国連機関から世界各国に配布してはどうか」と提案した。この身近なところからの提案に会場は拍手で歓迎した。

何度か来日経験があり、日本とも縁の深いタイの尼僧メーチー・サンサニー師は、「呼吸をゆっくりしましょう」と語りかけるようにして、八正道をはじめ、釈尊の知恵と瞑想、慈悲に基づいた生き方と行動を説いた。

昼食後、各分科会の報告を経て、2015年度のバンコク宣言が発表された。
の縁に基づいた「相互依存」の考えを具体的に記しながら、環境破壊に対して生活を通して個人の精神的変容などを促した。他方ASEANについても言及し、その枠を超えた融合社会の創造を要請した。

主催者及び参加者とも国連会議センターでの再会を期して今年の式典の幕が閉じられた。

プラ・ソーポン・ワチラポーン
日本からの参加者は次の通り
  • 世界連邦日本仏教徒協議会
    叡南覚範師(毘沙門堂門跡門主、会長)玉川覚祥師(副会長、安国論寺住職)、 秦順照師(臨済寺住職)、水谷栄寛師(事務総長、真照寺住職)、 川口圓玄師(海岸寺住職)村上善仁師(延命寺)、池田智鏡師(普光寺住職)、 岩本孝義氏(九品院総代)
  • ITRI
    松本廣氏(代表)、松本正二氏(日本センター副会長・ICDV副議長)、他約120名。
  • ラリット・バクシー氏(世界青年仏教徒フォーラム)
  • 則竹秀南師(妙心寺霊雲院)、久下保健師(妙心寺天球院)、岡島南圭師(妙心寺本光寺)、林晋堂師(黄檗宗)、国友憲昭師(天龍寺 永明院)他
  • 立正佼成会バンコク支部など
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