United Nations Day of VESAK, Celebration and International Buddist Conference
「国連ウェーサクの日」 祝賀式典および国際仏教徒会議
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2011年度
第8回 国連ウェーサクの日祝賀式典
及び国際仏教徒会議 報告
開催期間 2011年5月12日~14日
会場
  • タイ国アユタヤ県ワンノイ郡マハーチュラロンコーンラージャウィタヤライ大学
  • タイ国バンコク都国連会議センター
  • タイ国ナコンパトム県プッタモントン
主催
  • 国連ウェーサクの日国際評議会
  • マハチュラ大学
メインテーマ
「社会経済開発における仏教の力」
サブテーマ
  1. 仏教的リーダーシップと社会経済開発
  2. 調和社会の建設
  3. 環境の保護と復元
  4. 社会覚醒への知恵
  5. 共通仏教教本
後援
  • タイ政府
参加数
  • 世界85ヶ国2,000名、タイからの参加者は3,000名
参加国

アンゴラ、アルゼンチン、アルメニア、オーストリア、 バングラデシュ、ベラルーシ、ベルギー、ブータン、 ボリビア、ブラジル、ブルガリア、カンボジア、カナダ、 チリ、中国、香港、マカオ、台湾、コンゴ、コスタリカ、 クロアチア、キューバ、チェコ、デンマーク、エジプト、 エルサルバドル、エストニア、フィンランド、フランス、 ドイツ、ガーナ、グアテマラ、ハンガリー、アイスランド、 インド、インドネシア、イスラエル、イタリア、日本、 ケニア、ラオス、ラトビア、リトアニア、マレーシア、 メキシコ、モンゴル、ミャンマー、ネパール、オランダ、 ニューカレドニア、ニュージーランド、北朝鮮、 ノルウェー王国、パキスタン、パラグァイ、ペルー、 フィリピン、ポルトガル、プエルトリコ、ルーマニア、 ロシア、スコットランド、セルビア、シエラレオネ、 シンガポール、スロベニア、ソロモン諸島、南アフリカ、 韓国、スペイン、スリランカ、スワジランド、スウェーデン、 タンザニア、タイ、トルコ、U A E 、ウガンダ、英国、 ウクライナ、ウルグアイ、アメリカ、ベネズエラ、ベトナム

2011年度 報告

第8回国連ウェーサクの日祝賀式典及び国際仏教徒会議は西暦2011年/仏暦2554年5月12日~14日までの3日間タイの3つの会場に於いて例年通り、マハチュラロンコーン仏教大学を中心とする、国連ウェーサク国際委員会(ICUNDV)とタイ政府によって開催され、世界85カ国から約2,000名,タイからは3,000名の約5,000名の代表団が参加した。

「社会経済開発における仏教の力」という主要テーマのもとに5つのテーマに関して数多くの世界の仏教徒が議論を交わした。

5月12日、アユタヤ県マハチュラロンコンラージャウィタヤライ大学(MCU)会議ホールにてタイ僧団のプラ・ラチャマンガラジャーン大僧正により式典は幕をあけた。午後からのタイ国スィーラスミー皇太子妃によるセレモニーには世界からの仏教指導者と共に天台宗の叡南覚範師、臨済宗の則竹秀南老師も参加された。

5月13日はアユタヤのマハチュラロンコーン仏教大学本部にて、IABU(国際仏教徒大学連盟)が中心となって学術会議を開催、多くの議論が交わされた。この学術会議には世界から80名近くが参加、日本からは岡田眞美氏(兵庫県立大学環境人間学部教授)と国友憲昭師(臨済宗永明院住職)が参加、岡田教授は「環境の保護と復元」、国友師は「調和社会の建設」の討論会にて多くの参加者と議論を交わした。

午後からは国王陛下の84歳誕生をお祝いする式典が王宮・エメラルド寺院にて開催された。本年で7回目の周期に当たる84歳の誕生日を特別に祝いすることになり、国内外の高僧、高官、その他政府要人等がソムサワリー王女(ワチラロンコーン皇太子の前妻)をお迎えして国王の誕生日を祝う読経を参加者全員で行った。この式典には世界の仏教徒2,000名、タイの僧侶3,000名が参加し総ての仏教徒によって上座部と大乗の経典の読経が行われた。日本からは400名全員がこの式典に参加した。最後に叡南覚範大僧正を含む日本の僧侶や外国人僧侶に王女から一人一人に記念品を渡された。

5月14日、国連会議場では式典の始まりと同時に、タイの僧侶による東日本大震災とタイ南部の大洪水での犠牲者に対する追悼の読経が行われた。

午前中の会議場では政治指導者からメッセージとスピーチが発表された。潘基文(パン・ギムン)国連事務総長、ノイリーン・ヘイザー(国連アジア太平洋経済社会委員会)事務局長、そしてイリーナ・ボコヴァ(ユネスコ)事務局長のメッセージが発表された後、マヒンダ・ラージャパクサ(スリランカ)大統領及びウィーラチャイ・ウィーラメーティクン(タイ)科学技術大臣によるスピーチが行われた。

仏教指導者からのメッセージでは叡南覚範師がまず半田孝淳第256世天台座主のメッセージを代読し、そのあとご本人のスピーチをされた。東日本大震災で被害を受けた日本への世界からの多くのご支援に非常に感謝していることを参加者全員に向けて述べられた。

その後ミナー・ピンプル氏(国連ミレニアムキャンペーン事務局のアジア太平洋地区)理事によるスピーチが行われた。国連では2015年までに貧困、紛争などを半減させる取り組み(ミレニアム・デベロップメント・ゴール:MDG)に取り組んでおり、それに対する仏教徒の関わり方について話された。国連のこの事業に関する考え方はお釈迦様の説かれた考えと共通するものだとして、仏教徒に大きな協力を呼びかけた。

14日の終盤に本年度2011年度の13項目からなるバンコク宣言が発表された。

日本からのウェーサク使節団は叡南覚範師(天台宗毘沙門堂門跡、世界連邦日本仏教徒協議会会長)が団長として、玉川覚祥師(日蓮宗安国論寺住職、世界連邦日本仏教徒協議会副会長)、可児光永師(天台宗甲山寺住職、世界連邦日本仏教徒協議会理事長)、秦順照師(天台宗臨済寺住職)、水谷栄寛師(真言宗真照寺住職、世界連邦日本仏教徒協議会事務総長)、服部光龍師(天台宗三光院住職)、中村彰恵(天台宗観音院住職)川口圓玄師(天台宗海岸寺住職)、松本廣氏(ITRI代表)、松本正二(ITRI副代表)、浅川重美(ITRI日本センター会長)、他ITRIのメンバーなどを含め総勢約400名となった。

東日本大震災が起きた3月11日から主催国のタイでは東日本震災でお亡くなりになった方に対する法要や被害を受けた方々への数多くの読経の集まりをタイの仏教会で重ねて来た。またタイ政府からも電力を寄付して頂くなど大きな支援を頂いた。

タイではこの震災の為に日本からの参加団がウェーサクに参加することが叶わないのではないかと当初から大きな心配を持たれており、何度も日本はどの様になっているのかと質問を頂いた。 家を無くされた方、家族が行方不明の方など多くの問題を抱えながら、流されてしまったパスポートを再発行されてまで、参加することをあきらめず400名の方々が参加することが可能となった。

昨年はタイでの政治を理由とする騒乱が原因で欠席を考えた世界からの参加者が、日本から600名が参加することを聞き、参加した経緯があり、今年も災害を超えて参加した日本からの400名の参加者にはウェーサク評議会議長のプラ・ダマコサジャーン博士からも大きな感謝の言葉が贈られた。

2011年6月17日、国連ウェーサクの日国際評議会
国連ウェーサクの日国際委員会
International Council for the United Nations Day of Vesak (ICUNDV)
国連ウェーサクの日日本委員会
Japanese Committee for the United Nations Day of Vesak (JCUNDV)
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