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【 2010年度版 】
特別レポート:ヴィサカ・プージャの日
  NNT(2010年5月27日)

タイ国、国際仏教徒会議を主催
  NNT

タイ国:タイの仏教徒、ウェーサクを祝い、政治危機・社会危機への解決策を探す
  アジアニュース(2010年5月25日)
 
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仏教タイムス「第7回国連ウェーサク式典」記事

記事−1 「タイに再び微笑を」
記事−2 「2010年ウェーサク・バンコク宣言他」
記事−3 「ディナ女史に聞く」

→2009年度版はこちら

ニュース 1
ヴィサカ・プージャの日
NNT(2010年5月27日)

ヴィサカ・プージャの日は、仏陀の生涯において起こった3つの重要な出来事を記念する仏教徒にとって非常に神聖な日の一つです。それらの日は、太陰暦6月の満月の同じ日に起こりました。
その3つの出来事とは、仏陀の誕生、覚醒、そして涅槃です。ヴィサカ・プージャの日に、世界中の仏教徒は集まって法を実践し、仏陀の智恵、清浄、慈悲に思いをはせます。
ヴィサカ・プージャの日に、人々は、徳を行い、僧侶に食べ物を施し、布施を行い、仏法の説教に耳を傾け、夜にはウボソト・ホール(Ubosot Hall)のまわりをろうそくを手に巡ります。
仏教徒は、アルコールを控え、あらゆる種類の不道徳な行いを控え、善行を行います。
世界の仏教の中心として認知されたタイ王国は、今年、世界ヴィサカ・プージャの日式典の会場に選ばれました。この式典は、公式には、国連ウェーサクの日国際仏教徒会議(ICUNDV)として知られています。 マハチュラロンコーン仏教大学学長、尊師プラ・ダマコサジャン教授博士によると、国内の政治情勢が不安定であるにもかかわらず、タイ国政府は、2010年5月23日から25日にバンコクとアユタヤで開かれるこの式典を行なうと主張していました。タイ国の政情不安定ゆえに、日本もまた共同主催国となりました。5月23日に、アユタヤの中心地にあるマハチュラロンコーン仏教大学ワンノイ・キャンパスにあるマハ・ワチラロンコン皇太子48周年記念講堂で開会式が行なわれました。5月24日に、学術的な会議が開かれました。 今年は「地球の回復:仏教徒の展望」というテーマで開かれたこの催しに、80以上の国からおよそ1500人の仏教徒が参加しました。
タイ政府指導者、国連及びユネスコの代表、世界中の仏教徒の指導者と学者がこの会議に参加し、世界の様々な危機をどのように解決すべきか、という問題を仏教徒の観点から話し合いました。 マハチュラロンコーン仏教大学学長は、世界から集まった仏教指導者たちは、タイ国は仏教の実践によって現在起こっている国内問題を解決できるであろう、そして、政治的危機を乗り越えることができるであろうと強く信じている、と語りました。
仏教徒は、今年は5月28日に行なわれるヴィサカ・プージャの日の様々な行事に、ぜひ参加するよう勧められています。この期間中、国中で様々な宗教行事が行なわれることになっています。
様々な大きな式典が、2010年5月14日から25日に首都バンコクにあるサナムルアン王宮前広場で行なわれました。5月25日には、ナコンパソム県にあるブッダモントンにおいても大きな行事が行なわれます。 この会議のプログラムのより詳しい情報に関しては、ICUNDVの公式サイト www.icundv.com/vesak2010 をご参照下さい。(NNT)

(発信元:NNT)

ネーション紙
ニュース 2
タイ国、国際仏教徒会議を主催
NNT

2010年5月7日、バンコク(NNT)−不安定な国内の政情にもかかわらず、タイ国政府は、国連ウェーサクの日祝賀式典の国際仏教徒会議(ICUNDV)は予定されている通り2010年5月23日から25日にバンコクとアユタヤで開催される、と断言している。

タイ国内での不安定な政情のために、今月タイ国と日本が合同で主催する国連ウェーサクの日祝賀式典国際仏教徒会議(ICUNDV)に主要な仏教関係者が参加できないのではないかという憶測に言及して、マハチュラロンコーン仏教大学(MCU)プラクルパラト・マルト・ヴァラマングカロ副学長は、国連ウェーサクの日祝賀式典国際仏教徒会議は最初の予定通り開催されることを明らかにした。

開会式は、5月23日に、アユタヤ県のマハチュラロンコーン仏教大学(ワン‐ノイ・キャンパス)のマハ・ワチラロンコン皇太子48周年記念講堂で行われ、学術会議は5月24日に開かれる。80以上の国々から、決定権を持つレベルにいる世界の仏教指導者がこの会議に出席するが、出席予定者のうちの95%以上の参加が予想されている。

プラクルパラト・マルトによると、出席を取りやめたのは5%に過ぎず、そのほとんどはスウェーデンのようなヨーロッパの代表者である。およそ3,000人の学者と仏教の僧侶は出席の予定を変えていない。日本の共同主催に関して、インナートリップ霊友会インターナショナル(ITRI)の会長、松本廣氏が、「タイ国の政情不安は珍しいことではなく、人々はそのような事態に慣れているので、およそ3000人の日本の仏教徒がこの催しに参加する」と発表した。

マハチュラロンコーン仏教大学の副学長は、国連ウェーサクの日祝賀式典国際仏教徒会議の今年のテーマは『地球の回復:仏教徒の展望』である、と付け加えた。会議では、世界中から集まった仏教指導者達が考えを分かち合ってブレインストーミングを行い、世界がどのようにして様々な危機から抜け出すことができるかに関する共同提案を作り上げることになっている。

(発信元:NNT)

ニュース 3
仏教の中庸と心の平安:
人生のあらゆる問題と危機への解決策
アジアニュース(2010年5月25日)

タイ国は、死と破壊を撒き散らした数週間にわたる緊張と暴力に今だに揺れ動いている。日本の団体との共同で主催される2010年の会議のテーマは、世界経済における仏教徒の『展望』に焦点を置いている。国の平和を願って、祈りと瞑想が捧げられ、また、ろうそくを掲げての行進が行われる。

2010年5月25日、火曜日

アジアニュース
バンコク − 仏陀の誕生と悟りと入滅を記念するウェーサクの祝賀は、死と破壊を撒き散らした最近数週間の政治と社会の危機に揺れるタイにとって、沈思と祈りと恵みの時である。それは、平和と団結を求めるタイ社会が、また、近年の歴史上未曾有の経済危機を克服しなければならない世界中の国々が、抱えてる様々な難題に取り組む出発点となるよう計画されている。

この象の国が世界の仏教の中心地である、と宣言した国際連合が後援する催し、ウェーサクの日祝賀式典の第7回会議は、日本がタイ国との共同主催者となっている。“祝賀式典は5月23日から25日まで開催されるが、その中心テーマは『地球の回復:仏教徒の展望』で、経済に焦点が置かれている。”タイ最高サンガ評議会のソムデト・プラ・ブッタチャーン議長が、世界中から集まった400名の仏教の長老達と80以上の国を代表する1300人の仏教指導者達と共に出席した会議の開会式には、ワチラロンコン皇太子と妻のスイラサミ妃が臨席された。

マハチュラロンコーン仏教大学学長(MCU)のプラ・ダルマコサジャンは、仏教サンガと僧達は皆、『国王の幸運を祈り』、また、深刻な社会と政治の危機に苦しむ『国の早急の回復を祈るために』、読経と瞑想を行なう必要がある、ということを強調した。まさしくこのために、本日午後5時に、ナコンパソム県のブッタモントンにおいて祈願会が行われ、引き続いて、ろうそくを掲げての行進が行われた。

日本の最も著名な論者の一人であり大学教授である斉藤円真は、経済と金融の観点から、仏教教育がどのような貢献をしているかを分析しているが。彼は、ローマ法王ヨハネ・パウロ二世が、1981年に日本を訪れた際に、『己を忘れ他を利するは慈悲の極みなり』という日本の天台宗の祖、最澄の言葉を引用したことに言及し、私達は、他人にその結果を負わせることなく、「不運な出来事や予見できなかった困難な問題を受け入れることができねばならない」、と語った。

タイ陸軍のアヌポン・パオチンダ司令官は、「仏陀の法は、私達の心と精神の中に善行と寛容と道徳を常にとどめておくための非常に貴重な哲学であり」、それは個人と『社会全体』の両方に恩恵を与える、ということを強調した。中国仏教の指導者、プラ・マハガナチャラヤチーン・ダルマサマディヴァツラは、『民族間の対立』と『天然資源に関する問題』が世界中で起きているが、それは『人間の精神が仏法から離れてしまった』ためである、と指摘している。

タイ国民6,220万人の約90%が、紀元前3世紀頃にインドからこの国にもたらされた上座部仏教を実践している。この部派は、三蔵(仏教における一種の聖書)として知られる仏陀の教えのパーリ語正典に基礎をおいている。タイ国では、今年のウェーサクの祝祭は、本日5月25日にお祝いされる。

(発信元:アジアニュース)

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